大人も子供もわかるイスラム世界の「大疑問」 池上彰 を読んで
2日ほどで読めました。
イスラム世界についてざくっと書いてあります。
詳しく知らない人にとっては導入として最適な本ですね。
ポイントはいくつかあります。
因果応報と宗教
宗教があることで救われる人も多い。
世の中の理不尽を許容するためにも宗教が必要な人もいる。
日本は無宗教と言われますが、それは少数派。なぜ宗教が必要なのかについて触れています。
イスラム教について
ユダヤ教のもとでキリスト教が生まれ、その二つの強い影響のもとでイスラム教が産
まれた。
イスラム教には五行という考え方がある。
「信仰の告白」「礼拝」「喜捨」「巡礼」「断食」
特に喜捨は収入の2.5%を貧しい人に分け与える。
私は五行はとても好ましいと感じます。
アフガニスタンについて
その後アメリカが
撤退したことでイスラムの中で分裂が起きた
その結果タリバンが生まれた
タリバンはパキスタンの難民キャンプで生まれた。そこでは極端なイスラム原理主義の教育が行われていた
おおまかにま
とめられている。
パレスチナについて
ローマ帝国により滅ぼされる
ヨーロッパ中で差別を受けたユダヤ人がパレスチナに戻ろうとする
その後イスラエルが生まれる
オスロ合意で和平の道も見えたが、再びイスラエルとパレスチナの抗争は続く
その
後の湾岸戦争までも綴っている。
中東の問題は今でも続いています。
どのような流れなのかがわかります。
もっと詳しく知りたい方は他の本も読み進めばいいでしょう。
私のようにいざくっと中東問題が分かっていればいいと感じる方は
本書だけでも十分です。
それにしても池上彰さんの本
は読みやすい。